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[SH5 フォレスター] システムキャリア取り付け Thule編

Submitted byshin on日, 2008-09-21 18:27

カヌーをやっている関係で、キャリアは必須なのに、フォレスター用のキャリアが無い。
いや、"気に入ったのが無い"が正しいかな?
まぁともかく、結果として、Thuleのインプレッサ(GH)用のフィックスポイントキャリアを導入した。
# 周りに情報が無い分検討が大変だったのだけど、結果的にうまくいった(気がする)のでOK.

※クリックするとサイズが大きくなります
※雨が降っていたのでガレージの中に避難した都合上画像が暗いですがご勘弁を‥
 (フォレスターの取り付けは通じて雨を避けながらの作業なので落ち込む位写真が汚い)

■■フォレスターを取り巻くシステムキャリアの世界(2008/09/21時点)

■[1]まずはルーフレール付きは値段の理由であきらめる

カヌーを始めたのをきっかけに、 パジェロミニ, MPV とルーフレール付きの車を乗り継いで(正確には
ルーフレール無しの車に部品取りでルーフレールを入手してきた)私としては
今度こそはルーフレール付きの新車を購入するつもりだったのだけど、以前にも書いた 抱き合わせオプション
ネックになって(というのも、ルールレールをつけようとしたら、一緒に
 ?17inchアルミ(乗り心地が悪くなるし、タイヤが高くなるので不要)
 ?メータ(標準の青はダサすぎる!これは欲しかった)
 ?電動シート(倒したい時にすぐに倒せないのでまどろっこしい)
 ?キーレスアクセス(必要とは思えない。電池がなくなると面倒)
 ?プッシュスタート(あると面白いかな?キーレスアクセスのおまけ的な機能)
がもれなくついてきて20万円ほど高くなる)、
あきらめ、購入後に部品購入でルーフレールを取り付けるつもりだった(部品代6万円位)。

■[2]ルーフレールの後付けは非常に困難


ところがルーフレール後付けは、その後のディーラの技術の方々の検討の結果、ルーフレール無し車に
ルーフレールを取り付けるためには、ルーフモールを留めている金具(スポット溶接)の位置をずらす必要
があることが判明。
天井を剥がさないと駄目だとか、穴をあけないと駄目だとかは想定していたし、想定外のスポット溶接でも
車弄りを趣味にしている会社の偉い方(:p)の家に押しかければなんとかなるんだけど、
スポット溶接を外す方が自信が無く、ルーフレール計画はあえなく座礁。

■[3]システムキャリアの選択

で、後付けのシステムキャリア探しが始まる。
フォレスターは、最近はやりの"フィックスポイント"という、ルーフモールの一部にシステムキャリア取り付け
用のボルト穴が用意されているので、これを利用するシステムキャリアの装着の検討を継続。
# 汎用のフックタイプは、INNO,TERZO,THULEの各社から発表されています。


ところがどっこい、フィックスポイントを利用するシステムキャリアは現時点(2008/09/21)で、
スバル純正のカタログに載っている奴しかなく、これは、モンブランのものでバーの形状がW:62.5mm
H:29.6mmの楕円形をしている。
これだと今まで使ってきたINNOのパーツ(カヌー,ラック、自転車等)が使えなくなるので駄目。
さてさてどうしたものか。

webを調べていると、4/Mの時点でフォレスター用を開発検討中との Thuleの開発担当者のブログを発見。
我慢できずに、開発者の方にアクセスしてメールを数通やり取りさせていただいたが、結局
形状が微妙に異なるとの事で商品化は半年以上先ということに落ち着いてしまった。半年先となると
春のカヌーも微妙になってしまうので痛い。
ただ、「フィックスポイント(ボルト回り)の形状はインプレッサと同じなので、基本インプレッサ
のものを使用できるのだけど、ルーフの形状が違うのでゴムがルーフに密着しないのでインプレッサ用
をフォレスター用として売り出すことが出来ない(から新規開発で半年先になる)」
との情報を頂いたのThuleで検討を継続。

■■Thuleのシステムキャリア

実はThuleのシステムキャリアは以前にも検討したことがあり、
バー表面が平坦だというメリットと同時に、(その構造故に)バー裏面のスリットの制限で車幅ぎり
ぎりまでバーを伸ばすことが出来ないという制約があるので当時はあきらめた。


今回も同じようにThuleをあきらめてINNOを選択すればいいのだけど、INNOにフィックスポイントを使った
ものが出ていないので今回はどうしてもThuleで実現するしかない(INNOもフィックスポイントのタイプは
発売されていて、BPレガシー用のベース(IN-XR&TR115)はフィックスポイントを面で受け止めるので
かなり強度がありそう。ただフォレスターはフィックスポイントが小さいのでレガシーの物を付けれないので
強いて言うとMPV用のベース(IN-XR&TR119)が親和性が高そう。ただ、フォレスターの場合はフィックスポイント
の蓋を外すという破壊作業をしないと取り付けできない)。


‥とまぁ、幾ら調べてもbestな解が見つからないので、博打の感覚でインプレッサ用キャリアを選ぼうと
考えていたら、なんと米国には フォレスター適合情報が掲載されていて、インプレッサと同じもの(753&761& 3068 が使える
と記載している。これで決まり!とにんまり。

ちょっと欲を出すと、前述の様にバーを少しでも長くしたい。
具体的には、今まで乗っていたMPVのバーの長さは147cmなのに対して、761は120cmで明らかに小さすぎるの
で少なくとももう一段階の769(127cm)にしたいのだけど、さてさて。
調査の結果、Thuleがアピールしているラピッドシステムだと、バーエンドからボルトがベースのあたりまで伸
びていて、それで何かするらしいので、ベースとバーエンドの距離を必要以上に伸ばせないのに対して、
(731の用な)ラピッドシステムでない物は、ボルトが無いのでボルトの制限は無く、スリットの問題のみの様子。
スリットの問題ならディスクグラインダーでスリットを広げればいい。
まぁ、スリットの分バーの強度がなさそう(Thuleはベースより外側のバーに過重を掛けないポリシーで設計
されているように思える)なので、MPV並に伸ばすのはやめて、127cmで我慢することに。

[2009/05/13追記]
今たまたま適合ページを確認したら、 ページが更新されていて
フォレスターに正式対応していて
(1)推奨バーが、761(120cm)から769(127cm)に変更 (私は博打で頑張ったのに‥)
(2)推奨フットが、3068から3079へ変更
されているようです

[2009/05/30追記]
thuleのブログでも正式に対応発表がありました

■■取り付け

さてさて、やっと取り付け。
といっても、
?ベースとルーフがきちんと密着するか?
?バーを加工せずにベースに組み込めるか?
の懸念事項を除くと、非常に簡単で2時間もあれば十分終わる位の作業。


まず、フィックスポイントのどちらかの穴にボルトを入れる。
私の場合はキャリア間の距離を少しでも稼ぐために、前は前側、後ろは後ろ側のボルトを使用。
その後、挿入したボルトにスリーブ(スペーサー)を入れる。
これが、ルーフとベースの基本過重を支える部分になる(補助的にゴムでも支えている様子)。


で、そこにベースをかぶせて‥(後は簡単なので省略)。

■■検証


?の懸念事項だけど、ベースは真中にボルトを通すのに対して、フィックスポイントは前後2箇所に
穴があるので自然とフィックスポイントとベースの位置がずれ、
使用した穴と反対側のフィックスポイントのエッジに、ベースのゴムがかかってしまう。

結果、取り付けが終わった後、ベースのゴムが片方だけ2mm位浮いた状態になってしまう。
つまりは、反対側のゴムと真中のスペーサーの3点指示状態ということ。
これを日本Thuleの開発者は嫌がったのだろう。(でも米国開発者は気にしない、と)
これを解決するのは、ベースの金具のボルトを通す所を真中でなくて(3箇所に穴が開いている/でも
ゴム部は真中のみ)フィックスポイントのずらした方にすれば一番簡単そうに見えるんだけど、
これだとバーから来る横方向の力をボルトが直に受け止めることが出来ないので危険。
次善の策は、今のボルト位置のまま、干渉している側のゴムをちょっと削ること。
ただ、下手に削ると過重が面/直線ではなくて点にかかってしまうのでこれまたよくない。
もしかしたらスリットの長さを1mm(2mmの半分なので)削ると問題解決するかもしれない。
形状がぴったり合わない問題はあるけどゴムなのでそこらへんはあんじょうやってくれるに違いないし。
冬になってカヌーシーズンが終わったら再度努力してみるつもり。

?の懸念事項に関しては、加工なしで全く問題なし。ただ、次に長い782(135cm)は厳しいかもしれない。
現物を見る限りでは「バーが長いときにはスリットを削る」で問題なく対応できそうなので、
135cmといわず、もっと長いバーに再トライしてもいいんだけど、製品のまま未加工で使うという安心感
は捨てがたいのでよっぽど困らない限りこのままで行くつもり。

くすぶっていた最大の問題が解決してほっこり。

2008/09/23追記:

■■更なる改善

カヌーに間に合わせようと形だけ取り付けたシステムキャリアなんだけど、なぜか暇になったので
まじめに取り付けを実施


まず、現状は、?スペーサーがちょっと長い?ルーフのフィックスポイントのカバーがベース・ゴム部にあたって
しまい、片側が浮いてしまうという状態。


ちなみにベースの金具側はこんな感じ。
5箇所穴が開いていて、現在使っている中央、その両側に55mm、89mm間隔で2つづつ。
一方、フィックスポイント側は30mm間隔で2つ。


ベースのゴム側は中央のみに穴が開いている。
中央がへっこんでいるのはフィックスポイントの蓋を立てたときに干渉しないため

ベストの方法は、ベース金具側30mm間隔の穴をあけて、短くしたスペーサーで接続する方法。
これだと、フィックスポイントとベースの中心が一致するのでフィックスポイントのカバーがベースのゴムと
干渉して片側が上がってしまうのを防ぐことが出来る。
Thuleから正規のセットが販売されるとしたらこの方法になるんじゃないだろうか。

次善の策は、前回考えた、スペーサーの長さを少し短くする方法。
これだと、干渉するのが避けられないんだけど、ゴムをきつめに締めればある程度強度を確保することが出来る
はず(スペーサーと、ルーフレール外側の直線の3点支持になるのでちょっと位浮いていても大丈夫なはず)。

早速ホームセンターに行って適当な部品を漁りに行ったんだけど、適当なスペーサーを見つけることが出来ず、
結果次善の策(スペーサーを1mm程度づつ削って取り付け)にした。


結果、こんな感じ。
スペーサーを削る量がうまくコントロールできなくてちょっと多めに削ってしまったんだけど、結果としては
2mm近く削った方がうまくいったのかもしれない(面倒なのでこれ以上は頑張らない)
そうそう、前回はバーの距離を少しでも稼ぐ観点でボルトの位置を決めたんだけど、今回は前方からの埃が
入り辛くするため前方は隙間を無くすという観点から、ボルトを前方の穴に変更した。
あと、走るとバーのスリットが風を切る音がうるさかったので、クラフトテープで埋めた。

こんどこそこれでおしまい。

[2008/09/25追記]
知り合いと喋っていて書き忘れに気づいた。
インプレッサのフィックスポイントあたりのルーフは前後に傾斜しているのに対して、フォレスターの
後ろ側はほぼ水平なので、後ろ側のバーが少し前傾状態になってしまう。
私は気にしていないが、サイクルキャリアやルーフボックス等、バーの水平が必要な場合はちょっと気を
つけた方がいい。
# 私ならバーの後ろ側にスペーサー(ゴム?)を入れてごまかすかな?

[2009/08/31追記その1]
リコール対象のボルトですが、まず販売店に、(即時「対応方法がわかったら連絡します」の返事を頂いた
のだけど、その後返事が来なかったので)輸入代理店にアクセスして、対策品を送っていただきました。

[2009/08/31追記その1]
で、そのままつけるのも癪(?)なので、RV-INNOのシステムキャリアに変更してしまいました。
どちらがいいという訳ではないのですが、thuleは
×高い
○格好がいい
△構造的には好きではない
×手持ちのRV-INNOのシステムキャリア部品と相性が悪い
×バー延長パーツがつけられない
と、私の場合は微妙にRV-INNOの方が評価が高いです。
近場(奈良市界隈)でThuleのシステムキャリアが欲しい人が居れば無料&手渡し
(フットはベット購入してください)で譲ります。期限は粗大ゴミに出すまで

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