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カーポート兼ウッドデッキ

Submitted byshin on水, 2008-04-02 20:21

我が家には開かずの扉‥車庫の真上に勝手口があって、車庫の上にウッドデッキを作ってそこから出入りするつもりだったんだけど、家を建てて既に8年、未だ開けることが出来ない‥をどうにかしないとなぁ、このままだと定年になってからになってしまうなぁとか思っていた次第。

ふと昔のbookmarkを整理していると,溶融亜鉛メッキ鉄骨で骨格を、その上に木材(ウリン)でウッドデッキを構築するハイブリッド構成のカーポート兼ウッドデッキ(ちまたでは、 ウッドガレージ とか、 ウッドガレージポート とか言うらしい)のページを発見。
自分でやるとしたら全て木材になるので、耐久性に不安がある(溶融亜鉛メッキなので鉄骨の錆の心配は無い)し、ウッドデッキの隙間から雨が降ってくる(ガルバ鋼板で雨受けするので簡易倉庫にも使える)等々の問題はクリア!だから、 ちょっと(かなり)奮発だぁ?!とお願いすることにした。

‥とまぁとりあえず出来たんだけど、いろいろ気になるところがあるので調整中

[2008/09/29追記(10/03表現変更)]
このデッキに関しては、いろいろ手を焼いたのだけど、まぁともかく心の決着はついている
のでいまさらどうこうしたい訳ではなくて、後から似たような思いをする人が出ないように
先人からのアドバイス的なものを:

■契約のときの注意ポイント
・カタログに記載していることが全て正しいと思っては行けない
 大企業のカタログは記載ミスがあると企業側の責任という認識が双方にあるんだけど、
 零細企業にはこの常識は通用しない
・こういう中規模物件はトラブルがあるとややこしい。
 安全を優先するなら零細企業ではなく大企業が関係した所に頼むべき。
 "零細企業ならではの小回り"はよほどの信頼関係が築けていないと危険
・"新しい物はいいこと"ではない
 新しい=人柱と思うべき。
 やすいものななら人柱も楽しめるが、高価なもので失敗すると辛い

■よもやま
・"錆に強い"と言っているのに施工後1週間もしないうちに柱基礎部分に錆発生してびっくり
 ※柱基礎部分はサイズあわせのために鉄工所での溶融亜鉛加工できない(しかもサイズ微調整は強度/錆耐性的に
よろしくないので溶接ではなくてスペーサー調整)のが業界の常識らしい(‥という事実は他関係者からのヒヤ
リング結果。幾ら聞いても直接業者からは説明なし)
 ⇒材料/加工方法ははともかく、塗装もきちんと出来ていなかったので塗装のやり直し指示
・"溶融亜鉛"を使っていない
 ※カタログに"溶融亜鉛"と記載しているのだが‥
 ⇒業者開き直り(使っていないと明言※)。らちがあかないので放置(普通の人は知らないままなのでは?)
  ※「説明しないとお金を払わない」と主張したら、「全て引き上げる」「裁判してもいいですよ」、
   当初「連絡はメールで結構ですよ」が「メールなんて読まないですよ」に変わったり。
・木部塗装漏れ
 ⇒再塗装指示(でも塗り残しあり/仕上げのチェックしないのかなぁ)
・鉄柱を覆う化粧板の接着剤剥がれ/幕板が水に濡れると大きく波打つ
 ※今回使ったのは新しく導入したばかりの化粧板で実績があまり無いものだったらしい
 ⇒最接着指示(絶対大丈夫と言っていたのに結局剥がれたまま)/根太へのネジ留め追加指示(でも波打つ所は多数残っている)
・木部塗装材がガレージ床や車の塗装に飛んでいる
 ※車にはブルーシートをかぶせる等、ケアはしていたらしいのだが‥
 ⇒コンクリート床はサンドペーパーで削る/車はワックスで磨く(結局まともな謝罪が無かった)
・雨漏り
※構造的な雨漏り(下をガルバで覆っていても、デッキの板?幕板経由で落ちる雨が思ったより多い)もそうだが、
  ガルバの重なり部分を毛細管現象で雨が落ちてくる様子
 ⇒対処指示(でもまだ雨漏れしている‥)

■全体的な反省
・家よりは安い物とはいえ、車一台を購入できる価格。もっと慎重に業者選択をすべき
・「あんじょうやります」はうまくいっているときにはうまくいくが、うまくいかないときは最悪のパターンに
 セールストークに流されず、決められる物はきちんと最初に決めておくこと
・WEBの広告の綺麗さと、担当(営業=社長だったりする)の方の対応力は無関係と考えるべき
・こういう中期的な工事は中小企業に任せるべきではない
 ※長期的なものであれば問題が工事中(支払いが完了していない)にわかるので、お願いすれば直してもらえる
  中期的なものは問題が発覚したときは支払いが終わっていて、業者が対応してくれない可能性がある
  短期的なものは内容が限定的なので最初の時点でほぼ見切れる

当初期待していた程の満足感は無いですが、便利に使っています。

[2008/10/16追記]
誤解があると困るので追記
結局価値観の違いだったんだと思う。
錆に関する価値観(私は錆びない事を前提とした錆のメンテナンスフリーデッキを期待していた。
錆びるなら、鉄骨(H鋼)剥き出しのメンテナンス前提のデッキを選んだはず。
今回の様に回りを化粧板で囲ったのに中が錆びるかも?といのは最悪の情況(実際指摘箇所以外も錆始めている
)/一方業者は錆びてあたり前)の違いを除くとそんなに悪い業者ではなくて、いろいろ気付きを与えてくれ
たし、いろいろ気遣って頂いたと思う(最期の方は、錆の話に嫌気がさしたらしく施工ミスを放置すると
いう暴挙にでたけど)。
# とはいえ、現実として(錆びませんと書いた)カタログを見て錆びてもいいと思って頼む人は皆無だと思うけど、ね。

思い出したように愚痴のメモ
・都合の良い話だけする/都合の悪い話はもみ消す(商売の基本)
 ・溶接後の亜鉛どぶ付けは出来ないらしい
 ・塗装しなおしすると一旦提案しても、後から出来ないと開き直る
・ベースは亜鉛メッキ塗装するから安心、と言っておいて、結局銀色ペンキ
・塗り残し/施工ミスを指摘してもそのまま放置


この10年で一番思い出したくないイベントなのだ(だからこそ、時折思い出してしまう困ったイベントなのだ)

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