今までインプレッサ用のフットをごまかしてThuleのシステムキャリアを使ってきていて、 やっとフォレスター用フットが発表されたので買い替え‥しようとしてふと、フットだけなのに高いなぁ(8000円)⇒折角だからINNOに変更してみようかなぁと。
ターゲットは、thuleの時から気になっていたIN-XR
ちなみに、結果としてIN-XR(7528円)とTR115(2200円)かかっているので結果的に高い買い物になった
これがターゲット
(車表面に写っている変な模様は車上部のデッキの裏側の模様)
蓋を起こすと 11.4mm x 60.0mmのスペースが出来る。スペースが狭いのと、起こした蓋が邪魔をするので
Thuleの様にベースゴムが不自然に長い形状のシステムキャリアになってしまう
本当はルーフモールディングを取り外してからこの蓋関係を取り外すべきなのだけど、
モールディングを取り外すためには片方9個/合計18個のクリップを取り外さないといけなくて、
一つ試しにやってみたら大変そうだった(ディーラーの担当の方も「やめたほうがいい」と言いたげ)
のでモールディングをつけたまま力技でのアプローチを選択
[1]蓋を取り払って 8.6-9.6mm x 60.0mmのスペースを確保
※ちなみに蓋を止めている軸は後から再生できるし、ホームセンターでも購入できる部品
[2]それでもスペースが少ないので周りのプラスチック自体を取り払う
ラジオペンチを使ってモール部が変形をしないようにちょっとづつ破壊していくのだ
取り外して眺めると、モール裏側で"はめあい"になっていた様子
これで、 17.6mm x 80.0mmのスペースを確保
さて、この特殊なスペースにぴったりの金具が既製品には無く(一応ホームセンター回りはした)、
金属加工屋にワンオフで作って頂くか、意地で既製品を使うかを選択する必要がある。
まず、ワンオフは、WEBを徘徊していると、 "ステンレスとアルミのオーダーメード"
というところが安くてサポートの評判がよさそうな(そんなに調べていない/ほかに
もっといい店があるかもしれない)ので、いろいろ相談に乗って頂いた。
高々1万円のパーツ(大体これくらいが世間の相場らしい)なのに、親身にいろいろアドバイスを頂いた
のだけど、結局サイズを決めきれない(ぎりぎりを狙うと格好がいいんだけど本体にぶつかる可能性がある。
かといって、マージンを取りすぎると何のためのワンオフかわからなくなる)。
ちなみに、相談させていただいたのは、
■■■■■ ■■■■■■↑ t=3.2mm D=15mm | ■ ■ | | H=15mm(ここが悩みどころ) ■■■■■■■■■■■■ ↓ | | ←―――――――――――――――――――→ W=100mm(本体台座サイズに併せている/スペースに併せるなら80) ←――――――――――――――→ W=60mm ←―――――→ W=30mmの形状の、黒クロメート加工したもので、8000円程度(送料除く)とのこと
決め手が無いので、Thule購入のときにINNO情報収集用にマークさせて頂いていた
ステップワゴンオーナーの みんカラのどらさんにも相談させて (ステップワゴンはレガシィのパーツ流用がはやっているのだ)頂いた所、
基準が無い状態でワンオフを作るのは難しいので、とりあえずリファレンスの位置付けで、レガシィ用のパーツ(TR115)を購入
したら?ということになって、まずは、レガシィ用を購入することにした。
さてさて、使えるかな??(どきどき)
到着したTR115(ちょっと発送まで時間がかかった)
■■■■■ ■■■■■■■■↑ t=3.2mm D=18mm |■ ■ | | H=10mm ■■■■■■■■■■■■■ ↓ | | ←――――――――――――――――――――――→ W=127mm ←――――――――――――――→ W=80mm ←―→←―→ W=19mm,17mm ←―――――→ W=30mm・思ったより高さが低い
⇒○うまくいけば格好がいい
⇒×モール/本体との干渉をケアする必要がある
・前後でオフセットがあって、本体取り付けボルトとに近い方(図では左)が前
⇒・特に問題なし/多分荷重の関係
・幅がスペースより微妙に広い ⇒×まともにやるなら金具全体を削らないといけない(D=18mm)
・穴の間隔が80mm
⇒スペースが80mmなので、ネジが干渉してしまう
[3]いろいろ加工
スペースの幅よりTR115金具の幅が0.5mm位大きいのだけど、かといって、金具orモール全体を満遍なく
削るのは面倒(絶対見た目が悪くなる/モールはステンレス(多分)なので削ること自体が面倒)
なのでぶつかるところだけ削る作戦にしたので、電動ドリルに付けるタイプの砥石を購入
(金属やすりタイプもあったんだけど、軸が細くて心配だった・仕上げが汚いかもしれないのでやめ)
TR115を仮置き(仮置きはthuleのボルトが役に立った)して削るところをマーク
モールが固くて削るのは思ったより大変(4つ削るとへとへと)。でもって出来はいまいち
まぁ、見えないからいい加減でもいいんだけど、ね。
多分ステンレスだから錆びないとは思うのだけど
念の為にholtsの錆チェンジャーを塗布。
モールの金属部と上の樹脂部の剥がれがこれ以上広がらないように、とい目的もある
M6ワッシャは125円30個(1個6円のばら売りもあったけど多めに購入)
M6スプリングワッシャ5円*8個
10mm長さのM6六角ボルト15円*8本
※当然ステンレス製
モールにかかる側の六角ナットは、短めのものに変えてもモールとの
クリアランスがぎりぎりなので、(1)ねじ穴の位置をずらしてモールに
絶対にかからないようにする(加工が面倒だし、錆る可能性があるのでやめ)
(2)六角ナットの辺りをあらかじめ穴を開ける(疲れてしまって作業したくないし
そもそも8mmのドリルビットを持ってない)(3)とりあえずクラフトテープで保護
しておいて何かあってから考える、の3とおりのうち、(3)を選択。
TR115金具上面からモールまでの距離は5.5-6mm位(ちなみに、TR15金具をきちんと取り付けるとか、
上にルーフレールをつけるとかすると、この距離は微妙に変化するのでそれなりのマージンが必要)
で、スプリングワッシャ=1.7mm,ワッシャ=1.0mm,本体金具t=2,TR115金具t=3.2なので‥といろいろ
計算して、モール上面はスプリングワッシャ*1&ワッシャ*2で、反対側は*1&*1にしている
ちなみに下のクラフトテープはt=0.2mm
両端が基台からはみ出ているんだけど、そんなに目立つものではないし、錆の
方が気になるのでそのまま。
※通してTR115は無加工を維持
で、なんとなくうまくいったので、ワンオフはやめて、レガシィ用の流用で様子見することした
※実は前もって購入していた、バーエンドフック(IN551-6)もついでに装着(運転席側前後)している
RV-INNOシステムキャリア(IN-XR)の感想:
- INNOのパーツはINNOのシステムキャリアがbest
世間的には互換性が有るはずなんだけど、バーサイズにシビアなパーツは純正にすべきなのだ
実際、金属製のコの字でバーを囲って固定するタイプのカヌーキャリアは、(Thuleの方が
微妙に小さいので)がたがなくなるまで締めようとするとコの字を変形させるくらい締めないと
だめなのでしんどいし、この前はスキーキャリアの締めが足りなかったらしくて、走行中に
外れてしまったという経験があるのでちょっとナーバス
- バーサイズを長く出来る
THULEは、バーのスリットが長さを制限してしまうがINNOは制限なし(道交法の車幅制限まで)
- 強度がありそう
金属の"面"で車と結合しているので安心感が有る - 低い
THULEよりもバー1つ分低くなった感じ
低いとカヌーの取り付けが多少楽になるんだけど、パーツ取り付けのクリアランス
が少なくなるのをちょっと懸念
ちなみに外見はTHULEの方が格好がいいと思う
- バーエンドフックを付けることができる
THULEはバーのスリットにフットを引っ掛けるタイプ(そのおかげで上面がフラット)
なのでバーエンドフックが入らない
[20101221追記]
TERZOから fixpoint対応のベースキットが発売された様子。
現時点ではこれが最強?
[20110903追記] INNOのフォレスター用ベース(TR128)が出ていることに気づきました。
メーカー保障は心強いんだけど、スリーブがあるってのが(強度的に)あまり好きでないなぁ
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