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[PC][Win7]シンクライアント環境(その1)

Submitted byshin on日, 2010-05-09 23:17
…と、なぜ4コアPhenomIIを購入したかという話の続き。

年末からWindows7への移行作業をして来た訳なんだけど、我が家に存在するパソコンがいろいろで、パソコン毎にドライバを探すのが面倒になってきてしまい、「それぞれのパソコンにインストールするOSは昔のままで、GUIだけ最新にできないものかなぁ…」と、実現出来そうにもないことを空想していたら、、

■マルチセッション

Windows7/Vista/XPのリモートデスクトップのセッション数制限を解除する「Universal Termsrv.dll Patch」というのがそれ。
今の(サーバー用途ではない)リモートデスクトップは一度に1ユーザしかログインできないんだけど、このパッチを使うと、複数ユーザーが同時にサーバーマシンにログインして作業できる、というもの。(同じユーザが複数ログインするのはダメ)

この機構があれば、クライアントパソコンにはオリジナルのOS(WindowsXP)をインストールしておいて端末として使い、サーバーマシンにログインすれば、サーバーマシンのCPUパワーを享受することができるし、わざわざNASサーバーなんて立ち上げなくてもサーバーマシンのローカルディスクに共有ファイルを置けるので、ファイルに高速アクセスができる、といいことばかり。(実はそうとも言い切れなくて、どちらのマシンの操作をしているか分からなくなるという弊害がある…実感中)

でも、この環境は事務用途ならともかく、一般家庭では"動画の再生"という作業が存在するのが問題になる。この"動画再生"がくせもので、サーバーマシンでストリームをデコードして画像に戻した状態でクライアントパソコンに渡そうとするとネットワーク帯域問題が発生するのだ。

■リモートデスクトップでサーバーとクライアントの負荷分散

で、もう少し調べていたら、 MS、XP/Vistaの「リモート デスクトップ接続」を7相当に更新するパッチを公開を発見。Windows7のリモートデスクトップは、従来のリモートデスクトップと違い、上記動画再生時の問題を解決するために、クライアントパソコン側でストリームをデコードする機能分担の考え方が導入されているんだけど、この機能を、従来OS上のリモートデスクトップでも使えるようにするパッチなのだ。
実際には、上の記事のリンクのパッチだとうまくいかなかったので、日本語パッチサイト Windows XP 用の更新プログラム (KB969084)から、 WindowsXP-KB969084-x86-jpn.exe なるものを取得&インストール。

ちなみに、このパッチを導入した時点で、動画のデコードはクライアントマシンの担当になってしまうので、MPEG-2のデコード機能がないWindowsXPだと動画が表示できなくなってしまう。仕方がないので、クライアントパソコン側にcodecをインストール。できればクライアントパソコンは素のままにしたかったんだけど仕方ないか。

…という一連の作業で、後述の問題を除くとシンクライアント環境(?)の目途がついてきて、マルチコアPhenomIIを使いこなせそうな雰囲気。

■残課題

最近のパソコンは電力食い(電源は700Wにした)なので必要な時のみパソコンを立ち上げる環境を用意する必要があるのだ。
①必要なときに立ち上げる ... WakeupOnLanをクライアント立ち上げ時に発行
②不要になったら落とす ... サーバーにログオン0(explorer.exeプロセスが存在しない)状態がしばらく続いたらサーバーを落とす
の2つの環境を構築すれば解決すると思っているんだけど、甘いかな?
# 誰か作ってくれないかなぁ
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