HPプリンタ(Photosmart C309g)にCISS

Submitted byshin on土, 2011-01-22 23:54

ちょっと前までHP deskjet 930cというプリンタを使っていた(記録を見たら2000/12に22800円で購入してた。10年使ってたんだ)んだけど、インクが切れたタイミングでオールインワンプリンタ(プリンタ,copy,スキャナ)が安く売られてる(7680円)のを発見したので、Windows7になってスキャナが使えなくなったしなぁ‥と言い訳して買ってしまったのが去年の10月。

これだけ安くなったのに機能が増えた(想定外だったのは両面印刷もできた)ので、ヘッドの移動で起きる振動が五月蝿いとか、両面印刷ユニットの分底面積が増えて邪魔くさいとか、まぁ、そんな欠点があるにせよ、それなりに満足して使っていたのだけど、ほとんど使っていない(HP930c感覚で1本(=一年分)もプリントアウトしていないと思う)のに「黒インクが足りません」メッセージが....

取り付けのときになんとなく感じていたのだけど、このプリンタはインクカートリッジの容量が少なくて(黒は6ml,他は3mlらしい)インクがすぐなくなるのだたった。

リフィルインクを使うことも考えたんだけど、カートリッジが小さいので注入が面倒だし、最近のHPはサーマルヘッドになったので"インク切れ"が即"ヘッド故障"に繋がるのでリフィルインクはあまりよろしくないらしい。

で、見つけたのが、CISS(Continuous Ink Supply System)。これは、外にタンクを置いて、そこからパイプでカートリッジにインクを共有する方式。これだとインクの残りが外からわかるのでインク切れの心配が少なくなる。
国内で販売している雰囲気が無かったので、探すと、例の(?)危なそうな通販に発見。CISS本体と100mlのインク*5色(※)がセットになって$57.89と、本体の値段に限りなく近くなってしまうのが悩みどころだったんだけど、まぁ、面白そうなのでこれに決定なのだ。
※ブラックは染料インク、フォトブラックはブラックと同じインク



注文が12/24、先方の出荷が01/07、で、我が家に到着したのが01/21と、入手までに約1ヶ月かかった。
ちなみに、この荷物のあて先は、番地以降を記載していなかった(向こうの店の落ち度)ので、あて先不明になりそうなところを郵便局の方が頑張って探し出してくれた。さすが日本の郵便局なのだ。


中身はこんな感じ。
大きいタンクはプリンタの外に置くやつ。100ml保持可能。


まずプリンタのふたを開けて、オリジナルのインクカートリッジを取り出す。


次にプリンタヘッドユニットを取り出して、


Oリング(シリコンの輪)をインク供給部にはめ込む


で、プリンタヘッドユニットを本体に戻す。


上がオリジナルのカートリッジで、下がCISSのカートリッジ


chipが無いバージョンなので(HP用のchipは最近開発された様で、調べているとchip付のCISSもあった。ただchipの貼りかえは大した作業ではない)オリジナルカートリッジのchipを剥がしてCISSのカートリッジに貼りかえる。


そうそう、これはカートリッジの拡大写真なんだけど、インク残量は光の反射で判断しているっぽい


CISSカートリッジを本体に組み込む


パイプが邪魔にならないように要所で固定する
ちなみにこれなかなか大変で、try&errorを繰り返した


40枚くらい写真をプリントアウトしたらパイプにインクが充填されていた(フォトブラックは使用量が少ないのでまだ埋まっていない)

感想
・CISSの問題なのかな?インクがかすれる。ただ、暫く使ったら収束するのかもしれない(多分しない気がする)
・インクによるんだろうけど、色合いは確実に純正の方がいい
ただし、私の場合、写真をプリントアウトすることは皆無で、ほとんどはモノクロの文章、時々カラーの文章、という使い方なので全然問題なし。

そうそう、手がインクまみれになった。床も汚した。ズボンも染めてしまった。大変