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[canoe] 20101205 八幡堀

Submitted byshin on日, 2010-12-05 22:48

今年は11月の櫛田川で終わりかなぁと、ルーフキャリアを片付けていたら、 Ko野さんから、 「近江八幡の水郷か 八幡堀 を漕ぎませんか?」とのお誘い。
水郷はもともと風が強いのに風が冷たくなるのでちょっと‥ (水鳥とか沢山いるのかな?)なんだけど、 八幡堀は前から一度は行きたかったので「八幡堀~」と強く主張

■まずは詰め込みが大変大変なのだ

ルーフキャリアを片付けた後なので、ルーフキャリアを再取り付けしてカヤックを載せるか室内に放り込むかの決断が必要。
今回は一人(Ko野さんの話をきちんと聞いていなかったので、長距離ツーリングになると思い、息子には遠慮してもらった‥後から考えると失敗)だから助手席を少し前にずらして、後部座席を全倒(助手席側が狭い7:3分割なので結局全部倒さないとカヤックが載らない)してぎりぎりで載って、一安心。
Ko野さんのプラド(助手席そのままでも余裕に入る)がうらやましい。

■出発だぜ


一人なので高速代をケチって下道アプローチをしたら、道に迷ったり(カーナビのルート案内も変だった)して、集合時間ぎりぎりの10:00に到着。既に今回の参加メンバー(Ko野さん、Ki川さん、初めてお会いする星さん(名前が1文字だといつもの命名規則が使えない‥まぁハンドルネームだからそのまま使おうっと))が到着していて、ファルトの組み立て準備の最中。
自己紹介等して暫くしゃべった後に出発なのだ。
八幡堀の水は、流れがあまり無い割には水がきれいで‥大体水郷と同じ位の感覚。多少は生活排水も流れ込んでいるはずなのに地域の方々が堀を大切にしているのが感じられる。


途中橋の下をくぐるんだけど、橋の表面を木に似せて雰囲気を大事にしている。そういえば沿岸の家からの雨水排水用の塩ビパイプも丁寧に木で覆っていたなぁ。
途中、観光船とすれ違うんだけど、水郷は手漕ぎ/エンジンなのに対してこちらは電動モーター。
ちなみに八幡堀の観光船は上流側がかわらミュージアム(ここが乗り場)、下流側が後述の堰まで。


ちょっと進むと、左岸が古い工場っぽい建物、右岸がちょっと雰囲気のいい広場になっているところに出る。
Ko野さん曰く(Ko野さんは水郷界隈に詳しい。ほとんどツアーコンダクター)、この広場は時代映画の舞台になることがよくあるとのこと。
対岸の工場は帰って調べると、 シキボウ八幡工場という所。なかなか歴史がある会社らしい。ちなみに"シキボウ"の由来は"敷島紡績"で、"敷島"という場所で起業したのかな?と思っていたら、"敷島は大和の枕詞"なんだって。



この広場を左に回ったところから八幡堀ぽい風景が続く(堀の幅も狭くなってくる)



かわらミュージアム前の橋をくぐり向けて(Ko野さん、残念ながら今回は転覆せず:p)、途中橋上の方々と会話を楽しみつつ上流へ向かう。
# 残念ながら若い女性から声がかかったのは河原ミュージアムだけだった(と星さんが言っていた:p)

ここら辺は堀沿いに道があるんだけど純生活歩道(かわらミュージアムより下流側は観光歩道になっている)になっていて、家々の裏口がこの道路に面している。一箇所、裏口が立派な所があって、なぜ?状態だったんだけど、Ko野さんに聞くと、普段はこの門から対岸へ水面すれすれの橋が渡してあるとのこと。この橋があるとカヤッカーはポーテージするしかない。

■八幡堀水門(閘門)

今回Ko野さんが用意してくれたサプライズのもう一つ(1つは八幡堀)の八幡堀水門に到着。
この八幡堀水門は、琵琶湖と八幡堀の水位差を吸収する機能(閘門)機能を有していて経験する価値大なんだけど、通過する際には観光協会にきちんと事前連絡する必要があるとのこと(後述の様にトラブル防止の意味合いもあるので是非)。ちなみに八幡堀を浮かぶ事自体は連絡がいらない。これは道頓堀川と同じ。カヌーが浮かんでいることで堀の水質をアピールすることもできるので観光協会もwelcomeなんだろう。

実は、皆が"コーモン","コーモン"なんて繰り返すものだから"(水戸)黄門?"と勝手に脳内でぼけてたのは内緒。
閘門は、水位の異なる水域をつなぐ為に水位調節機能を持たせたものを言うらしい(知らんかった)。
という訳で、以前、 なにわの川であそびましょっで体験した 東横堀川水門の閘門以来2度目の閘門体験なのだ。
もうちょっと調べると、
ゴール近くにあった 道頓堀り水門(これは閘門ではない)や、 木津川水門も発見


暫く進むと前方に水門が見えてくる。これは閘門と八幡堀の間の間を区切る水門。右脇のコンクリートの出っ張りの横から八幡堀側に水が常時供給されていて、これで八幡堀の水の流れを作っているっぽい。
で、水門脇のゲート操作ボタンを押すと‥しばら~くしてこの水門が開き始める。この"しばら~く"にボタンが壊れているのでは?と惑ったんだけど、どうやら水郷側の水門は常時開いていて、八幡堀側の水門を開ける前に水郷側の水門を閉める為に時間がかかっていたっぽい。
で、八幡堀側の水門が開いてくると、向こうに水郷側の水門が見えてくる。


で、これが、八幡堀側の水門が完全に開いた状態
水跡を見ると閘室の水位は、八幡堀の水位より10cm位高かった様子(原因わからず)


閘室内のゲート開閉ボタンを押すと、八幡堀側の水門を閉めた後に、今度は水郷側の水門が開く‥‥‥!
うげげ、開き始めた水門の方に水が吸い込まれだしててびっくり。
水郷の水位は八幡堀の水位より50cm程度低かったのだ。


これは閘室内の看板。

水郷側の水門の向こう側に 近江八幡和船観光協同組合の豊年橋舟乗り場があるんだけど、 水郷側の水門が開いた先に、ちょっと機嫌が悪そうな船頭さんがいてちょっとあせった。「観光協会の了解をいただいています」等々会話を交わすうちに仲良くなったんだけど、後で良く考えると、普段は開かない(2年前に引っ越して来た近所の方が「水門が開くのをはじめてみた」と言っていた位)水門が急に開いて、しかも強い流れが発生して停泊中の観光船が流されそうになるんだから機嫌が悪くなっても無理はない気がした。トラブルを避けるのであれば、(1)観光協会への事前連絡に加えて、(2)水門を開ける際には一旦ポーテージして反対側の船頭さんに挨拶をした方がよさそうに感じた次第


で、水郷側に出て、船頭さんとちょっと話した後、再度閘室に戻ってゲート開閉ボタンを押す‥今度は水面が50cm低くなっているので押すのが大変。
押すと、水郷側の水門が閉まって‥
# 水門の向こうに船乗り場が見える


八幡堀側の水門が開く(クリックすると動画再生)
予測はしていたけど、流れ込む水にはやはり緊張する。




水門から引き返すと、同じ道を逆行
日が昇ったからか行きより景色がきれい
暖かくなったからか、地上人(?)との会話もはずむ
昔懐かしいポンポン菓子の破裂音が聞こえたり、八幡山が見えたり‥


スタート地点を越えて、 更に進むと、橋の下に落差30cm位(?)堰を発見。この堰で八幡堀の水深を確保しているっぽい。大体八幡堀水門脇の湧き水と同じ位の水量になっているので水はすべてここから流れているのかな?。ちなみに遊覧船はここでかわらミュージアム側に折り返す。


途中、崩れた赤レンガの建物を発見したんだけど、 特別養護老人ホーム赤煉瓦の郷の敷地内にある煉瓦工場の跡で、ホフマン窯という珍しい方式とのこと( ここここここ)。暇を見て行ってみたい
# 写真を撮り忘れていたので星さんのブログから拝借


で、スタート地点に戻って(川でないので流れがない分漕ぐのは大変だけど回収の手間がいらないのは楽)、食事して解散

■おまけ


行きと同じく湖岸道路を使ったんだけど、信号が少ないので燃費がいい。
15.5km/Lを達成。ただ、近江大橋のところで渋滞に引っかかって、家についた時点で並の13km/L程度


湖岸道路走行中にサンタクロースを発見。
あれはなんだったんだろう。。。

 
ターゲット 近江八幡・八幡堀( 3.7km, 2時間)
ツーリング軌跡
行き: 自宅(7:37)→307合流(8:05)→宇治川合流(8:16)→R1合流(8:58)
    →琵琶湖大橋東詰(9:24)→集合地(9:56)
帰り: ファミレス(13:42)→自宅(16:00)
駐車場 数台だけ
買出し みあたらなかったので移動中に購入が必要
参加 Ko野さん、Ki川さん、星さん、私

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